市立東風小学校の建設に先立って、平成15年1月から平成16年3月まで発掘調査が行われたこの遺跡は、糸島半島の付け根にあたり、深く入り込んだ古加布里湾(かふりわん)と古今津湾(いまづわん)に近い場所にあります。
遺跡からは製作途中の碧玉、水晶、メノウなどでつくられた管玉・勾玉などのアクセサリーや、製作用に使われた砥石・叩き石などの加工具が発見されており、九州で唯一見つかっている玉作工房と考えられます。また、弥生時代から中世に至るまでの大規模な集落の存在が確認されており、当地が重要な拠点として栄え続けていた事実が明らかとなりました。
また、集落の一部から井戸枠に使われた木材の一部が発見されましたが、この木材は、井戸枠になる前は準構造船とよばれる船の底の部分であることもわかっており、弥生時代後半、
ここで製作された玉の原材料や製品などの搬入、搬出に使用されたのではないかと考えられています。 |
|